2009年08月22日

回鍋肉(ホイコーロー)の作り方

回鍋肉ホイコーロー ゆで豚とキャベツの唐辛子味噌炒め


回鍋肉(ホイコーロー)といえば、日本でもお馴染みの、中国の四川料理のひとつになります。
回鍋とは、一度調理したものを再び鍋に戻して調理する、という意味です。


鍋を回転することでは・・・ありません! 豚肉の塊をゆで、薄切りにしたものを炒めて作るのが正式ですが、ゆで豚でなくてもはじめから薄切り肉を使ってもおいいでしょう。
また、日本ではキャベツがお馴染みですが、本場四川では、蒜苗(ソンミョウ)・・・ニンニクの芽・・・を用います。
手に入れば、ぜひ、蒜芽でも挑戦してみてくださいね。


回鍋肉(ホイコーロー)・・・ゆで豚とキャベツの唐辛子味噌炒め
◆材料(2人分)
・ゆで豚・・・100g(豚肉の薄切りをゆでてもいいでしょう)
・キャベツ・・・150g
・ゆでたけのこ・・・30g
・ネギ・・・20g
・ショウガの薄切り・・・1~2枚
・赤唐辛子・・・1本
・油・・・大さじ11/3


〈A 調味料〉
・豆板醤・・・小さじ1/2弱
・酒・・・大さじ1/2
・砂糖・・・小さじ1
・しょうゆ・・・大さじ1/2


◆つくり方
1.材料を切りましょう。
・ゆで豚は端から薄く切ります。
・キャベツは芯の堅いところを除いて、肉と大きさを揃えて切ります。
・たけのこは縦に薄く切ります。
・ネギは斜めに輪切りにして、赤唐辛子は種を取ってから斜めに二つに切ります。


2.中華なべに油を熱し、ネギとショウガを炒めて香りが出てきたら、豚肉を入れます。肉の脂が透き通り、にじみ出てくるほどまで炒めたら、唐辛子、たけのこ、キャベツの順に入れます。
(★コツ!豚肉は焼き色と香ばしさをつけるために、あまりなべのなかで動かさず、鍋肌に貼り付けるようにするとgood!肉の端がちりちりしてくるほどがおいしいです)
3.全体に油がまわったら、〈A〉の調味料を入れてむらなく馴染ませます。
4.熱々をお皿に盛って、召し上がれ!  


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2009年08月22日

炸藕盒(ツアーオウホー)の作り方

炸藕盒(ツアーオウホー)・・・れんこんのはさみ揚げ


「炸」は、揚げ物を意味する中国語になります。「藕」は、蓮の根、つまりレンコンのことを意味します。
「炸藕盒(ツアーオウホー)」は、れんこんに豚のひき肉をはさんでカラッとしあげた一品です。


中華料理の衣は、和風のてんぷらと比べて衣が軽く、冷めてもべチャッとしないのが特徴。
ベーキングパウダーと、堅くあわ立てた卵白が秘訣です。コツを覚えていろいろに応用しましょう。
中の具にしっかりと火を通してから、サックリと仕上げるために、低温で二度揚げをするようにします。


炸藕盒(ツアーオウホー)・・・れんこんのはさみ揚げ
◆材料(2人分)
・レンコン・・・太さ5㎝程度のものを60g


〈A具〉
・豚挽き肉・・・100g
*脂肪分が多いと縮んで身離れしてしまいます。赤身80%ぐらいが適当。エビのすり身や鶏、牛肉でも可。
通信教育講座のニチイ学館
・ネギ・・・3㎝分
・ショウガ汁、しょうゆ・・・各少々
・酒・・・大さじ1/2
・塩・・・小さじ1/5


〈B衣〉
・小麦粉・・・1/4カップ
・ベーキングパウダー・・・少量
・塩・・・ごく少量
・油・・・大さじ1/4
・水・・・大さじ2弱
・卵白・・・1/4個分


◆つくり方
1.〈A具〉はよく練り混ぜます。
(★コツ!よく練ることで隙間の空気が抜けて粘着力が増します)
2.レンコンは皮をむき、厚さ3~4mmのところで2/3mmの深さまで切り目をいれ、次の3~4mmで切り離します。
(★コツ!切ったものは水につけてアク抜きします。そのあと取り出し、乾いたふきんでよく水気を拭きます。・・・水気が残っていると揚げたときに油がはねます!)
3.2の切り目に1の具を挟みます。
(★コツ!空気が入らないようきっちりと詰めます)


4.衣を作ります。
卵白以外の材料を合わせてのり状に練り、固く泡立てた卵白を混ぜます。
(★コツ!ベーキングパウダーを入れることで加熱中に炭酸ガスが発生して気泡をつくり、水分も蒸発するためさくっと仕上がるのです。卵白は揚げる直前に混ぜ合わせ、泡を消さないようにします)
5.油を160度に熱して、レンコンに衣をつけてから、両面で約3分揚げてからいったん取り出し、油を175度に上げてから、もういちど約20~30秒ほど揚げます。これが二度揚げとなります。  


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2009年08月22日

涼拌生菜(リャンパンションツアイ)の作り方

中華料理は、一気に強い火力で仕上げる炒め物が、特に多いのが特徴です。
ラードやごま油、牡蠣油など、油を多用する傾向があります。
火を加えない食品をとることを忌避し、温かい食事をとることが重視されるためです。
そのため生野菜の使用や冷たい料理は少ないのです。


ご紹介する、「涼拌生菜(リャンパンションツアイ)」は、そんな中華料理のなかでは珍しい一品です。
「涼」は、冷たいこと、「拌」は、和え物のことです。
つまり「涼拌」は、下ごしらえした野菜や肉、魚介などをかけ汁で和えた冷たい、和え物です。
素材の切り方や大きさをそろえることによって、かけ汁がまとわりやすくなり、見た目にもエレガントに仕上がります。


涼拌生菜(リャンパンションツアイ)・・・中華風生野菜の和え物
◆材料(2人分)
・豚薄切り肉・・・50g
〈A 下味〉
・しょうが汁・・・少々
・酒・・・小さじ1/2
・しょうゆ・・・小さじ1/2


・油・・・小さじ1
・しょうゆ・・・小さじ1/2


・キャベツ・・・50g
・キュウリ・・・80g
・ニンジン・・・20g
・はるさめ・・・8g(もどして20g)


〈薄焼き卵〉
・卵・・・50g(1個)
・塩・・・少々
・油・・・小さじ1/2


〈かけ汁〉
・塩・・・小さじ1/4
・しょうゆ・・・大さじ1
・酢・・・大さじ1弱
・砂糖・・・小さじ1/2
・ごま油・・・1/2
・溶きからし・・・小さじ1/4


◆つくり方
1.肉は長さ5cmに切り、繊維に沿って細切りにします。〈A〉で5分間下味をつけます。
2.フライパンを熱して、1の肉をほぐしながら炒めます。色が変わったら、しょうゆを加え、強火にして味をからめます。
3.キャベツは千切りにします。もやしはさっとゆでます。キュウリは長さ5cmの斜め薄切りにしてから千切りにします。ニンジンは長さ5cmにしてから縦に千切りにし、さっとゆでます。
4.はるさめを熱湯で1分ゆで、5分そのままにしてから水にとり、水気を切ります。長さ5cmに切ります。
5.薄焼き卵を作ります。卵を割りほぐし、塩を混ぜ、油を熱して薄焼き卵を作ります。長さ5cmの薄切りにしてします。
6.〈かけ汁〉の材料を混ぜ合わせます。
7.大皿にキャベツを山盛りにし、その上にはるさめ、ニンジン、キュウリ、卵、もやしを放射状に盛り付けます。中央に肉を置きます。
8.かけ汁をかけます。食べるときは、全体をよく混ぜ合わせながら食べます。
  


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2009年08月22日

蕃茄蝦米湯・・・トマトの干しえびスープの作り方

蕃茄蝦米湯(ファンチエシアミータン)・・・トマトの干しえびスープ


中華料理でよく使用される食材のひとつに「蝦米(チャーミー)」・・・干しエビ・・・というものがあります。
味を出すために使われます。そのまま野菜と炒めると、うま味が出てGood! 
通信教育講座のユーキャン
湯や酒でもどしてから、刻んでギョウザやシューマイに混ぜると、コクのある味わいとなります。ダシにも、具にもなる、とても優れものです。


◆材料(2人分)
・トマト(完熟のもの)・・・1個(150g)
*完熟のものがないときは、トマトケチャップ大さじ1/2を加えて甘みと赤い彩りを増しましょう。
・青梗菜(チンゲンサイ)・・・1株(80g)
・玉ネギ・・・1/2個(80g)
・油・・・大さじ11/2
・干しえび・・・大さじ1
・水・・・3カップ
・塩・・・小さじ1
・酒・・・小さじ2
・コショウ・・・少々


◆つくり方
1.干しエビはヒタヒタの湯に10分ほどつけて柔らかくし、足と殻を取り除きます。戻し汁はあとで使います。
2.トマトはヘタを除いて8つ割りのくし型にします。
3.玉ネギは1/2個を4つのくし型に切って、ばらばらにほぐしておきます。
4.チンゲンサイは軸と葉に切り分け、軸のほうは根元を8つ割りします。
5.鍋に分量の水を入れて火にかけ、干しエビをもどし汁ごと加えて5~6分煮ます。
6.中華なべに油を熱して、玉ネギ、チンゲンサイの軸をまず入れて、しんなりしたらトマトを加えます。玉ネギが透き通り、トマトの赤みがつくほどになったら、5を干しエビごと注ぎいれます。
7.チンゲンサイの葉のほうを加えて、ひと煮立したら、塩、酒、こしょうで味を調えたら、出来上がりになります!
  


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2009年08月22日

干貝蘿蔔丁・・・干し貝柱と大根の角切りスープ煮の作り方

干貝蘿蔔丁(カンペイルッポテイン)・・・ 干し貝柱と大根の角切りスープ煮


中華料理のダシとしても、具としても、とても活躍するのが、「干貝(カンペイ)」と「蝦米(シアミー)」というものです。
「干貝(カンペイ)」とは、帆立貝やタイラ貝などの貝柱を、乾燥させた物の事です。
「蝦米(シアミー)」とは、小エビを干した物の事です。日本のサクラエビと違って、身が固いのが特徴になっています。
そのため戻したものは、殻と足を取り除いて用います。もどし汁ももちろん活用します。


ご紹介する、「干貝蘿蔔丁」の「丁」は、さいの目切りを意味します。
中華料理店では大根を丸くくり抜いて用いますが、家庭では無駄なく角切りにします。
白く透き通った大根に、とろみのある口当たりがなめらかになっている、上品な一品です。


干貝蘿蔔丁(カンペイルッポテイン)・・・干し貝柱と大根の角切りスープ煮
◆材料(2人分)
・大根・・・150g
・干し貝柱・・・1個(干しえびでも可)
・ぬるま湯・・・1/4カップ
・中華だし・・・3/4カップ
・酒・・・大さじ1/2
・砂糖・・・小さじ1/4
・塩・・・小さじ1/3


〈水溶き片栗粉〉
・片栗粉・・・大さじ1/4
・水・・・大さじ1/2


◆つくり方
1.干し貝柱を分量のぬるま湯で30~60分つけてもどしたあと、ほぐしておきます。
2.大根は1cm角に切り、沸騰したお湯でさっとゆで、水気をきっておきます。
3.鍋に中華だしと干し貝柱のもどし汁、酒を入れて、1を加えてから2の大根を入れます。
4.強火にし、煮立ったら弱火にしてアクを除きます。ふたをずらして大根が透き通ってくるまで20分ほど煮ます。
5.4に砂糖と塩を加えてざっと混ぜ合わせ、強火にして水溶き片栗粉を加えてから、再び煮立ったら出来上がりです!
  


Posted by ucchi at 17:55中華料理の簡単レシピ