2009年09月06日

手間はかかれど用途多数!便利な豚の角煮つくりにチャレンジ!

東坡肉(トンポーロー)・・・豚の角煮


沖縄県のラフテーや、長崎の卓袱料理の東坡煮(とうばに)など、日本でもお馴染みの豚の角煮は、もともと中国杭州の東坡肉(トンポーロー)が日本に伝わって、変化を加えられながら広く作られるようになったものだそうです。
豚肉の三枚肉(ばら肉)を一口大に切って、柔らかく煮た、あのまろやかで濃くのある味わいは、ファンも多いはず!
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ゆでて、焼いて、煮て・・・と、なかなか手間はかかりますが、多めに作って冷凍保存してもいいでしょう。
長崎名物「角煮まん」のように中華まんのようなあんで包んでもok! 
さらに、残った煮汁には、たっぷりと肉のエキスが染み出ているんです。焼き豆腐を煮るのに、応用してみてはいかがですか? 


レシピでは、「五香粉〈ごこうふん ウーシャンフェン〉が中華風味をいっそう際立たせています。
五香粉というのは、桂皮(シナモン)、丁香(クローブ)、花椒(サンショウ)、小茴(フェンネル)、大茴(八角)などの粉末をまぜて作られ、材料の臭み消しや香りつけに用いられる、中国の代表的な香辛料です。
この「五」とは「数種類の」を意味していて、必ずしもこの5種類の香辛料に限定されるわけではないのです。


東坡肉(トンポーロー」・・・豚の角煮
◆材料 2人分
豚バラかたまり肉・・・500g
長ネギ・・・1本
しょうが・・・4片
にんにく・・・2片
酒・・・大さじ5
青梗菜・・・3株
水、サラダ油・・・各適量


〈つけ汁 A〉
しょうゆ・・・大さじ2
酢・・・大さじ1
しょうが、にんにく・・・少々


〈煮汁〉
酒・・・1/2カップ
しょうゆ・・・大さじ4
五香粉〈あれば〉・・・小さじ1/2
砂糖・・・50g


◆つくり方
1.大きめの鍋に長ネギ、しょうが、にんにく、酒、豚バラ肉のかたまりを入れ、ひたひたに浸るくらい水を入れます。豚バラ肉は、脂側を上にして入れます。


2.沸騰したら弱火にして水が減ったらこまめに足します。2時間ほど煮ます。


3.豚バラ肉を取り出し、〈漬け汁A〉の中に、今度は脂側を下にして15分ほど漬けます。ゆで汁は、こしてとっておいてください。


4.フライパンに油を熱して、3の豚バラの脂側を焦げ目がつくまで焼きます。


5.3でとっておいたゆで汁の中に、〈煮汁B〉と4の豚バラ肉を入れて弱火で2時間ほど煮ます。全体に均一に味がまわるようにときどき煮汁をかけまわしながら、落し蓋をしてコトコトとじっくり煮ましょう。


6. 5の肉を食べやすいように切り、お皿に盛り付けます。残った煮汁をかけて照りを出します。
  


2009年09月06日

自分で作れる簡単レシピで焼き豚を作ってみよう!

チャーシューメンでお馴染みといえば・・・「叉焼肉(チャーシャオロウ)」(焼き豚)。
甘辛い味付けは、子どもから大人まで大好きですよね? 


これを自宅で作れたら? ちょっとした集まりに、メインとして登場させればあっと驚く豪華さです! 
時間こそはかかってしまいますが、材料もつくり方もいたってシンプルになっています。
冷蔵庫で1ヶ月間保存が可能ですのでまとめて作ってはどうでしょう。チャーハンに入れてもOK! 


ここでは、天火による方法をご紹介します。


叉焼肉 (チャーシャオロウ) 焼き豚
◆材料
・豚もも肉(かたまり)・・・500g
*ご家庭では500g単位が作りやすいでしょう。


〈漬け汁〉
・酒・・・大さじ11/2
・しょうゆ・・・1/2カップ
・砂糖・・・大さじ11/2
・ネギ・・・1本
・ショウガ・・・薄切り3枚
・八角・・・1個


◆つくり方
1.豚もも肉のかたまりを太さが直径6センチ程度になるよう整えながら、たこ糸で巻きます。
*全体の太さが等しくなるように巻くことで火のあたりが均等になります。
2.ボールに漬け汁の材料を入れて混ぜ合わせ、1の肉を4~5時間ほど漬け込みます。
*ときどき肉をひっくり返し、肉全体に味がしみ込むようにします。
3.4~5時間したら肉を取り出し、漬け汁を1/3量ぐらいになるように煮詰めておきます。
4.天板に網を置いて、その上に2の肉を置きます。200度に熱した天火で1時間ほど焼きます。表面に焼き色がつくまでは強火で、そのあと温度を180度に下げて、焦げないように注意しながら中火にします。
5.肉を焼きながら、3で煮詰めた漬け汁を4~5回程度塗ります。均一にこんがりと焼き色がつき、竹串を刺しても煮汁が出なくなったらokです。網台ごとだし、冷まします。
6.冷めたら、まずは薄くスライスしましょう。切るときは、包丁を繊維に対して直角に入れると、とてもきれいに切れます。
  


2009年09月06日

家で作れるか?!お店でしか食べたことない、焼き豚さん☆

「叉焼肉(チャーシャオロウ)」(焼き豚)は、天火で焼くとつやよく仕上がるのですが、天火がなくても大丈夫なんです! 
フライパンを使っても、とてもおいしく作れます。
ゆでることで余分な油が落ち、かえってヘルシーかもしれません。時間も短縮できます。


冷蔵庫で保存が利きますので、時間がある時にまとめて何本もつくっても良いですね。
保存する場合は、すっかり冷めてからかたまりのままラップかアルミホイルで空気が入らないようきっちりと包みます。
冷蔵庫で1ヶ月くらいは大丈夫です。


ここでは、フライパンで焼く方法をご紹介します。

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叉焼肉 (チャーシャオロウ) 焼き豚
◆材料
・豚もも肉(かたまり)・・・500g
*こってりとジューシーな味がお好みの場合は、豚バラ肉を使うといいでしょう。
〈A〉
・ネギ・・・1本(5センチの長さに切る)
・ショウガ・・・薄切り3枚


・油・・・少々


〈漬け汁〉
・酒・・・大さじ11/2
・しょうゆ・・・1/2カップ
・砂糖・・・大さじ11/2
・ネギ・・・1本(5センチの長さに切る)
・ショウガ・・・薄切り3枚
・八角・・・1個


◆つくり方
1.豚肉を太さが直径6センチほどになるように整えながら、たこ糸で巻きます。
*全体の太さを均一にすることで、味や火の通りが均等になります。
2.1の肉を、〈A〉のネギとショウガを加えたたっぷりのお湯で20~30分ゆでます。
3.漬け汁の材料をすべてボールに入れて混ぜ、2の肉をそこに30分ほど漬け込みます。
*途中で何度かひっくり返して味が均等にしみ込むようにします。
*漬け込む時間を長くすることで味をじっくりとしみ込ませることができます。その場合は、ラップをかけて冷蔵庫に入れておきましょう。
4.3の汁けを拭き、油を薄く引いたフライパンに入れます。全体にこんがりと焼き色がつくよう炒め焼きします。3の漬け汁の残りを半分入れて、煮詰めながら肉にからめます。
  


2009年09月06日

久しぶりに食べたい!私にもできるかな?棒々鶏☆

棒々鶏(バンバンチー)は、鶏肉とキュウリを「棒」のように切ることから、棒々鶏(バンバンチー)と呼ばれています。
ゆでた鶏肉に、ピリ辛の薬味ソースをたっぷりと添えていただきます。
ヘルシーな鶏肉をゆでることで、余分な脂肪分が落ちて、さらにヘルシーに! 骨付き肉のほうが、うま味が出て縮みも少なくお勧めです。
キュウリの、シャキシャキした歯ざわりが楽しめる、とても栄養満点な一品となります。


薬味ソースの辛さを調節することでお子さんもおいしく召し上がれます。
鶏肉のゆで汁も、ひと手間加えてスープにしていただきましょう!


棒々鶏 (バンバンチー) ゆで鶏の薬味ソース
◆材料(4人分)
・鶏モモ肉・・・骨付き2本(正味300g)
・ショウガの薄切り・・・3枚
・ネギ・・・5センチ
・酒・・・大さじ1
・塩・・・適量


・キュウリ・・・2本


*薬味ソース
・ニンニク・・・1片
・ネギ・・・大さじ1
・ショウガ・・・薄切り2~3枚
・赤唐辛子・・・1本
・白ゴマ・・・小さじ11/3
・しょうゆ・・・大さじ21/2
・酢・・・大さじ2/3
・砂糖・・・小さじ11/3
・ラー油・・・小さじ1/5


◆つくり方
〈下準備〉・・・前日に下準備しておくとgood!
1.鶏肉は水洗いしてから鍋に入れ、ショウガ、ネギを加えて材料がかぶるくらいの水を入れます。約20分ゆでます。沸騰するまでは強火で一気に、煮立ったら、弱火にしてていねいにアクを取り除きます。
2.ゆでた鶏肉は取り出し、水で洗います。
*ゆでたあとそのままにしておくと余熱で硬くなり、骨離れが悪くなります。また水洗いすることで口当たりがソフトになります。
3.鶏肉は軟骨のところを切り落としてから肉を切り開いて骨を除きます。
4.鶏肉を取り出したゆで汁は、ショウガとネギも取り除き、酒と塩で薄く味をつけてこします。3の鶏肉を再び浸して、2時間以上冷蔵庫で寝かせます。
*ゆで汁は、こすことで余分な汚れが取れ、味が変わらずに保てます。
*骨を除いた鶏肉は、薄く調味した汁に再度つけることで味がなかまで染みとおり、よりおいしくなります。水分が抜けず、柔らかさも保てます。


〈仕上げ〉
1.薬味ソースをつくります。
ニンニク、ネギ、ショウガ、赤唐辛子はすべてみじん切りし、白ゴマはスリます。
2.薬味ソースの材料をすべて混ぜ合わせます。
3.下準備した鶏肉を切ります。肉の厚い部分は一部そいで、全体を均等の厚さにしてから、幅5mmほどの棒状に切ります。皮目を上にして包丁を上から押し付けるようにして切ると崩れずにきれいに切れます。
4.キュウリは1本を3等分にし、縦に厚さ3mmほどに切ってから、さらに棒状に切ります。
5.お皿にキュウリを並べ、その上に鶏肉をのせます。
6.薬味ソースを食べる直前にかけて、いただきましょう。

  


2009年09月06日

ルアンツァーロウピエンを簡単に作れるレシピです!

軟炸肉片(ルアンツァーロウピエン)豚薄切り肉のサクサク衣揚げ


炸子鶏塊(ツアーツチークアイ)とは・・・鶏肉のから揚げ・・・のことです。
軟炸肉片ル(アンツァーロウピエン)・・・豚薄切り肉の衣揚げ・・・のことです。


炸子鶏塊(ツアーツチークアイ)が、かりっとした表目の香ばしさと、中のジューシーな鶏肉を楽しむ料理なら、軟炸肉片ル(アンツァーロウピエン)は、さくさくとした軽い口当たりを楽しむお料理だといえます。
冷めてもへたっとしないのは、卵白を使った衣に秘訣が! ビールのおつまみにもピッタリですね!


軟炸肉片ル(アンツァーロウピエン)豚薄切り肉のサクサク衣揚げ
◆材料(4人分)
・豚赤身薄切り肉・・・300g
・塩・・・小さじ1/2弱
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・酒・・・小さじ1強


〈衣〉
・卵白・・・2個分
・片栗粉・・・大さじ3
・小麦粉・・・大さじ3
・塩・・・小さじ1/2弱


・揚げ油
・パセリ(飾り用)


◆つくり方
1.豚肉は1口大に切り、塩と酒をふって10分おきます。


2.衣を作ります。ボールに卵白を入れて強く混ぜ、白っぽくなってきたら片栗粉を加えてさらによく混ぜます。最後に小麦粉と塩を加えたら、さっくりと軽く混ぜます。
*粘り気を出さないよう、小麦粉を入れてからはさっくりと混ぜるだけにするのがサックリした衣にする秘訣!


3.2の衣に1の豚肉を入れ、もむようにして衣を満遍なくからませます。揚げるときによく開くよう、ボールの側面に1枚ずつ広げるようにして貼り付け、並べておくと油に入れやすいです。


4.揚げ油を175度に熱します。3の肉を1切れずつ、広げた状態で油のなかに入れます。
*薄切り肉なのですぐに火が通ります。揚げむらを出さないように手早く広げて入れます。
*一度に揚げる量は、油の表面の半分程度にします。多すぎると温度が下がってしまい、カラッと揚がりません。


5.途中で1度返しながら、約2分揚げます。衣にうっすらと揚げ色がつき、衣がピンとしてきたらOK!


6.油が切れるよう、網台の上に立てかけるようにしておきます。


7.お皿に盛り付けて、最後にパセリを飾って召し上がれ!
  


2009年09月01日

糖醋肉(タンツウロウ)を自分で作ってみたい

糖醋肉(タンツウロウ)・・・酢豚


とろりとしたあんと、パイナップルの甘酢っぽさが人気の「糖醋肉(タンツウロウ)」・・・酢豚・・・だと思います。
「糖醋肉(タンツウロウ)」は、豚肉のから揚げと、野菜の素揚げを、片栗粉でとろみを出した甘酸っぱいスープでからめた、中国の広東料理です。


中国では、「糖醋肉 タンツウロウ」または「クーラオロウ」と呼ばれます。
「糖醋」とは、砂糖と酢という味付けから来た名前、一方、「クーラオ」は、もぐもぐ食べるという擬態語です。


パイナップルを入れることで甘みを加えると共に、肉の柔らかさが増す効果があるとされています。
肉にフルーツの酸味を加える方法は、ハムステーキにブドウを添えたり、豚肉のソテーにパイナップルの輪切りをのせたり、と世界中の料理でみられます。
中国では、リンゴやサクランボなどを入れることもあります。


とろみを利かせた料理は冷めにくい反面、温めなおすとガクンと味が落ちてしまいます。
食べるタイミングを見計らって、ぜひ、熱々をいただけるような「計算」をして下さいね!


糖醋肉(タンツウロウ)・・・酢豚
◆材料(2人分)
・豚ロース肉・・・150cm (厚さ2~2.5cmのステーキ用がgood!)


〈肉の漬け汁 A〉
・しょうゆ・・・小さじ1弱
・酒・・・大さじ1/2


・ゆでたけのこ・・・30g
・玉ネギ・・・80g
・干ししいたけ(水でもどしておく)・・・2~3枚
・ニンジン・・・30g
・ピーマン・・・1個
・パイナップル(缶詰)・・・1枚
・油・・・大さじ11/2


〈あわせ調味料 B〉
・中華だし・・・75cc
・砂糖・・・大さじ3
・塩・・・少々
・しょうゆ・・・大さじ11/2
・トマトケチャップ・・・大さじ11/3


・酢・・・大さじ11/3


〈水溶き片栗粉 C〉
・片栗粉・・・大さじ1強
・水・・・大さじ2


◆つくり方
1.豚肉は、表面全体に格子目を入れてから、2~2.5cmの角切りにします。
*格子目を入れることで火の通りがよくなり、あんがからみやすくなります。
2.1の豚肉を〈肉の漬け汁 A〉につけておきます。

3.野菜を準備します。
・たけのこ・・・一口大に切る。
・玉ネギ・・・くし型に切って、ほぐす。
・干ししいたけ・・・軸をとって2~3つの削ぎ切り。
・ニンジン・・・たけのこよりもやや小さめに切って4分ほどゆでる。
・ピーマン・・・縦に切り、タネをとって8つ乱切りにし、さっとゆでる。
・パイナップル・・・4つに切る。


4.〈合わせ調味料B〉、〈水溶き片栗粉C〉および酢を用意しておきます。
*火を入れたら一気に仕上げるために、あらかじめ準備しておくのがコツ!
5.肉に溶き卵と片栗粉を加えて混ぜ、170度の揚げ油で約3分、からりと揚げます。
6.中華なべに油を熱して、玉ネギを炒めます。玉ねぎが透き通ってきたら、しいたけ、たけのこ、ニンジンを加えてさらに炒めます。
7.4の〈合わせ調味料B〉を回し入れ、1分煮ます。
8.最後に〈水溶き片栗粉C〉を鍋はだから回し入れ、手早く混ぜてから、酢を加え、さらに肉、ピーマン、パイナップルを加えて全体をざっくりと混ぜたら火を止めます。
9.熱々をお皿に盛って、召し上がれ!
  


2009年09月01日

青椒牛肉絲(チンジャオニウロースー)を作ってみよう!

青椒牛肉絲(チンジャオニウロースー) ピーマンと牛肉の細切りいため


日本の中華料理店などでは、牛肉とピーマンを細切りにして炒めたものを「チンジャオロース」としているところが多いのではないでしょうか。
しかし、本来、青椒肉絲(チンジャオロース)の、「青椒」とはピーマン、「絲」は細切りのことを意味します。
そして、中国(漢民族)にとって、肉といえばそれは「豚肉」をさします。


つまり、青椒肉絲(チンジャオロース)は、ピーマンと豚肉の細切り炒めのことなのです。
日本でお馴染みの牛肉版は・・・青椒牛肉絲(チンジャオニウロースー)が正式な名称です。
同じつくり方で、豚肉(赤身薄切り肉)を使って、青椒肉絲(チンジャオロース)を作るのも挑戦してみてくださいね。


青椒牛肉絲(チンジャオニウロースー)・・・ピーマンと牛肉の細切りいため
◆材料(2人分)
・牛肉(赤身薄切り肉)・・・100g
イントラレーシックを受けました!

・ショウガ汁・・・小さじ1/3
・しょうゆ・・・小さじ1/2
・酒・・・小さじ1/2
・片栗粉・・・小さじ1
・油・・・小さじ1


・ピーマン・・・大3個
・ゆでたけのこ・・・30g
・ニンニク・・・1片
・ネギ・・・3cm
・油・・・大さじ21/3


〈合わせ調味料B〉
・砂糖・・・小さじ1/3
・塩・・・少々
・しょうゆ・・・小さじ2
・酒・・・大さじ1/2


・ごま油(仕上げ用)・・・小さじ1/3


◆つくり方
1.牛肉は長さ5cmの細ぎりにし、酒、しょうゆ、ショウガ汁で下味をし、片栗粉と油を振り混ぜておきます。
2.ピーマンは縦半分に切りってタネを除き、縦に細ぎりにします。たけのこも同様に細ぎりにします。ニンニクはぶつ切り、ネギは5mm角の粗みじんにします。
4.合わせ調味料の材料を混ぜて、用意しておきます。
5.中華なべをよく熱して、油大さじ1を入れて、ピーマンを加えてさっといためます。
*ここでピーマンを入れる前にほんの少し、塩を入れるとピーマンのうま味と色づきがよくなります。
6.ピーマンをなべの端に寄せ、油を足してニンニクとネギをいため、香りを出します。
7.6に肉をほぐしながら入れ、さらにたけのこを加えます。
8.合わせ調味料を加えてよく混ぜ合わせ、最後にごま油を回しかけて、ざっと馴染ませたら、出来上がりです! 熱々を、こんもりとお皿に盛り付けて頂きましょう。

  


2009年09月01日

腰果鶏丁(ヤオクオチーティン)の作り方

腰果鶏丁(ヤオクオチーティン)・・・カシューナッツと鶏肉の角切りいため


カシューナッツの香ばしさと歯ざわりが、とてもおいしい一品となっています。
鶏肉をナッツと大きさを揃えて切ることで、盛り付けたときにコロコロとした見た目が美しく仕上がります。
中国語で「丁(ティン)」とは、角切り、さいの目切りを意味します。


コツは、ナッツを最後に加えて、調味料が中までしみ込まないようにして、ナッツをカリッと仕上げることです!


腰果鶏丁(ヤオクオチーティン)・・・カシューナッツと鶏肉の角切りいため
◆材料(4人分)
・鶏胸肉・・・300g


〈A下味〉
・酒・・・大さじ1
・ショウガ汁・・・小さじ1


・卵白・・・1/2
・片栗粉・・・大さじ1
・油・・・大さじ2


・ゆでたけのこ・・・60g
・ネギ・・・6cm
・ショウガ(薄切り)・・・3枚


・カシューナッツ・・・150g
・油・・・小さじ2


〈B合わせ調味料〉
・酒・・・大さじ1
・しょうゆ・・・大さじ2
・砂糖・・・小さじ1


〈C水溶き片栗粉〉
・片栗粉・・・小さじ1
・水・・・小さじ2


・ゴマ油(仕上げ用)・・・小さじ1


◆つくり方
1.鶏肉は1.5cmの角切りにし、〈A〉で下味をつけます。
2.卵白をほぐして、汁気をきった1の肉を入れ、片栗粉と油を振り混ぜます。
3.たけのこ、しいたけ(軸を除いておく)は、1.2cm角に切ります。
*鶏肉よりも少し小さめにするのは、鶏肉が縮むことを計算してのことです!
4.ネギとショウガは粗みじんにし、〈B〉は材料を混ぜ合わせ、〈C〉も片栗粉を水で溶いて用意しておきます。
5.フライパンに油小さじ2を熱し、ナッツがうすく色づくまで煎り、油を切ります。
*低温の油でじっくりと油通しするのが本来ですが、煎る方法で十分でしょう。
6.中華なべに油大さじ2を熱して、鶏肉をだまにないようにほぐしながら入れて炒め、色が変わったら、いったん取り出します。
7.中華なべに油大さじ2を足し、ネギとショウガを入れて香りが出たら、しいたけとたけのこを加え、さらに肉と〈B〉を加えて全体に大きく混ぜ合わせます。
8.〈C〉をなべはだから回しいれ、とろみをつけます。
9.最後にカシューナッツを加えて、仕上げのごま油を回しいれて、全体をざっくりと馴染ませたら、出来上がりになります! 
  


2009年09月01日

ニュウナイトウフの作り方

ニュウナイトウフ・・・牛乳のかんてん寄せ


中華料理のデザートの事を「甜点心(テイエンテイエンシン)」といいます。
その甜点心で、トップの座を占めているのが、ニュウナイトウフです。


日本の中華料理でお馴染みの杏仁豆腐は、アーモンドミルクのかんてん寄せですが、こちらは、牛乳を使ってつくります。
牛乳の白さにレモンの皮の黄色が美しく、エレガントな一品です。
こってりとした中華料理での食後、さっぱりとしたのど越しが、人気の理由なのではないでしょうか。


ニュウナイトウフ・・・牛乳のかんてん寄せ
◆材料(12人分・・・棒かんてん1本による分量)
・かんてん・・・1本(8g)
・水・・・2カップ
・砂糖・・・120g
・牛乳・・・2カップ
・アーモンドエッセンス・・・小さじ1


〈シロップ〉
・砂糖・・・160g
・水・・・4カップ
・レモンの汁・・・1個分(60cc)


・レモンの皮のすり下ろし・・・飾り用 少々


◆つくり方
1.かんてんは洗って水に30分以上浸しておきます。


2.分量の水に、細かくちぎった観点を加えて、火にかけます。かんてんが完全に溶けてから、砂糖を加えて煮溶かし、こし器でこします。


3.別のなべで牛乳を人肌程度に温め、2のかんてん液に混ぜます。
*牛乳は人肌に温めると牛乳特有の臭みが消え、仕上がりも滑らかになります。冷たいままではかんてんのかたまり方にむらができてしまいます。
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4.3にアーモンドエッセンスを加えて、良く混ぜ、器に流しいれ、冷やし固めます。
*香り付けのアーモンドエッセンスは、熱いなかに入れると芳香が逃げてしまいます。必ず火からおろしてから加えます。
*牛乳液を流しいれる前に、器をぬらしておくと、あとできれいに取れます。


5.シロップの砂糖と水を弱火で煮詰め、冷ましてからレモン汁を混ぜて冷やします。


6.4にひし形に包丁目を入れ、5を静かに入れて、レモンの皮を散らします。
*包丁は少し寝かせ加減で入れるようにし、完全に切れるようにします。シロップを入れたときにふわっと浮き上がり、さざ波のようになれば合格といえるでしょう!

  


2009年09月01日

檸檬溜鶏片を作るには?簡単レシピを見よう!

檸檬溜鶏片ニンモンチュウチーピエン 鶏肉のレモンあんかけ


酢豚は、日本でもお馴染みの中華料理だと思います。
酢豚は、豚肉のから揚げと、色々な野菜の素揚げに、パイナップルの甘酸っぱいあんがからんだ料理の事です。


この「檸檬溜鶏片(ニンモンチュウチーピエン)」・・・鶏肉のレモンあんかけ・・・は、その鶏肉版といったらいいでしょうか? 
酢の代わりに、檸檬の汁を用いることで、よりいっそう爽やかさが増します。
鶏肉はあっさりしている分、ぱさぱさしがちです。衣に卵白を混ぜ込むことで、ふんわり感を持たせるのがコツです。


檸檬溜鶏片ニンモンチュウチーピエン 鶏肉のレモンあんかけ
◆材料(2人分)
・鶏肉(胸肉)・・・150g
〈A下味〉
・酒・・・小さじ1
・塩、コショウ・・・少々


・卵白・・・1個分
・片栗粉・・・大さじ2
・揚げ油


・キュウリ・・・50g
・ニンジン・・・30g
・生しいたけ・・・20g
・ゆでたけのこ・・・40g


〈B合わせ調味料〉
・中華だし・・・1/2カップ
・しょうゆ・・・小さじ2
・砂糖・・・小さじ1/2強
・酒・・・小さじ2
・塩・・・少々


・レモン汁・・・大さじ2


〈C水溶き片栗粉〉
・片栗粉・・・小さじ2
・水・・・4


・ごま油・・・小さじ1/2強


◆つくり方
1.鶏肉は厚さ7mmほど、長さ5cmの削ぎ切りにして、〈A〉で下味をつけます。10分ほどしたら、卵白を入れて混ぜ、片栗粉をまぶします。
2.野菜を準備します。
・キュウリ、ニンジン・・・4cmの斜めに切り、縦に薄く切ります(出来上がりがひし形になるように)。ニンジンは軽くゆでておきます。
・しいたけ・・・軸を除いて一口大の削ぎ切り。
・たけこの・・・厚さ4mm、長さ4cmの縦の薄切り。


3.〈B〉を混ぜて調味料を作っておきます。


4.揚げ油を160度に熱して、1の鶏肉を一枚ずつ広げて入れます。徐々に温度を上げて1~2分揚げたら取り出します。そして油温を175度に上げ、肉をもどして20~30秒カラリと揚げます。


5.中華なべに油を熱して、たけのこ、しいたけをいためます。キュウリ、ニンジンを加えていためます。


6.5に〈B〉を入れ、さらにレモン汁を加えて煮立ったら、〈C〉を加えてとろみをつけます。
*レモン汁の香りが飛ばないよう、調味料を加えたあとに入れます。


7.4の鶏肉を加えてざっくりと混ぜてから、ごま油を振り入れて、全体に大きく馴染ませたら出来上がりになります!
  


2009年08月27日

鮮肉焼売の作り方

鮮肉焼売(シェンロウシャオマイ)・・・シューマイ


焼売(シュウマイ)は、餃子と並んで、日本でもお馴染みの中華料理、点心のひとつだと思います。
蒸したての、ホカホカなのはいくつでも食べられそうですよね。


本場中国や香港では、豚にひき肉とエビのみじん切りを主体として作ります。
カニや牛肉を入れるというバリエーションもあるようです。
ちなみに・・・日本では上にグリーンピースがのっているのをよく見かけますが、中国ではのせないようです。
また、揚げシュウマイというのは、日本独自のアレンジなのだそうです。


蒸したものを冷凍しておき、揚げたり、粗ぎりにしてチャーハンに混ぜても良いですね。
材料に用いられている「甜麺醤(テンメンジャン)」は、甘く(甜)、小麦からつくった(麺)、味噌(醤)で、中華料理の調味料のひとつです。日本の八丁味噌に似ているかもしれません。
ただし、八丁味噌は豆味噌になります。手に入らない場合には、味噌にお砂糖とごま油を入れて代用してみてはいかがでしょうか?
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鮮肉焼売(シェンロウシャオマイ)・・・シューマイ
◆材料(2人分)・・・12個分
・豚挽き肉(赤身:脂身・・・8:2)・・・100g
・玉ネギ・・・40g
・片栗粉・・・大さじ1強
・卵・・・1/4個
・ゆでたけのこ・・・25g
・干ししいたけ・・・1枚(水でもどす)
〈A〉
・油・・・小さじ1
・しょうゆ・・・小さじ1/4
・酒・・・小さじ1/2
・カキ油・・・小さじ1/2


〈B合わせ調味料〉
・しょうゆ・・・小さじ1
・甜麺醤(テンメンジャン)・・・小さじ1/2
・砂糖・・・小さじ1弱
・酒、ごま油・・・各小さじ1


・シューマイの皮・・・12枚
*からし酢じょうゆ(しょうゆ:酢=2:1 溶きからし少々)


◆つくり方
1.玉ネギはみじん切りにして、きつく絞ったぬれ布巾で十分に絞り、水分をよく除いたあと、片栗粉をまぶしておきます。
★コツ! 
片栗粉をまぶすことで肉と混ざりやすくなります。


2.たけのこ、しいたけ(軸を除いておく)、はみじん切りにしてざっといためて〈A〉で調味します。


3.豚挽き肉に〈B〉と卵を加えてよく混ぜ、練ります。


4.3に1と2を加えて混ぜ、12等分にします。


5.シューマイを皮で包みます。
★コツ!
左手を軽く握り、親指と人指し指で輪を作ります。その上に皮を一枚置き、4の具をひとつ中央に置いて軽く輪のなかに押し込むようにします。同様にして全部で12個作ります。


6.蒸気の立った蒸し器に巻きすをおき、薄く油を塗って等間隔に5のシューマイを並べます。ふたをして強火で一気に8~10分蒸します。
★コツ!
巻きすの代わりに白菜やキャベツ、青梗菜などの葉を3~4枚敷いてもいいですね。最後に付け合せとしていっしょに食べてしまいましょう!


7.蒸しあがったら熱々をお皿に盛り、からし酢じょうゆで召し上がれ!
  


2009年08月27日

肉包子(ロウパオツ)の作り方

肉包子 ロウパオツ 豚肉まん


包子(パオツ)は、形や中身を変えて、いろいろなバリエーションがあります。
おいしく食べるコツは包んだらすぐに蒸して熱々を食べることでしょう!
中身(あん)によって名前も色々・・・あずきのあん(豆沙)なら「豆沙包子(トウシャーパオツ)」、野菜のあん(素菜)なら「素菜包子(スウツアイパオツ)」です。


ここでは、お馴染みの豚肉のあん(肉末)を入れた、肉包子(ロウパオツ)をご紹介します。
基本の皮をマスターしたら、ぜひ、お好みであんを工夫して作ってみてください。焼き豚も、よく合いますよ!


肉包子(ロウパオツ)・・・豚肉まん


【まずはじめにあんをつくり、冷蔵しておきます。その間に皮を作りましょう】
肉末(豚肉あん)
◆材料(20個分)
・豚挽き肉・・・200g
・干ししいたけ・・・6枚(もどしておく)
・キャベツ(白菜でも可)・・・200g
・はるさめ・・・20g
・ネギ・・・1/2(白い部分)
・しょうが汁・・・少量
・塩・・・小さじ1/2弱
・しょうゆ・・・大さじ11/3
・ごま油・・・大さじ1


◆あんのつくり方
1.キャベツはゆでてしぼり、水気を切ります。はるさめは水にもどしておきます。
2.しいたけ、キャベツ、ネギはみじん切りにし、はるさめは1cmに切ります。


3.最初にひき肉を十分に練り混ぜます。
★コツ!
木じゃくしですりつぶすようによく練っておきます。


4.3の肉に野菜以外の調味料を入れて混ぜ込んだあと、野菜を入れ、20等分します。
★コツ!
あんは丸めてからいったん冷蔵すると、ばらばらにならずに使いやすいです。



◆材料(20個分)
〈A〉
・強力小麦粉・・・100g
・薄力小麦粉・・・200g
(強力粉:薄力粉=1:2)
・ベーキングパウダー・・・小さじ11/2


〈B〉
・ドライイースト・・・7.5g
・ぬるま湯・・・150cc
・砂糖・・・大さじ11/2
・エバミルク・・・大さじ1
・ラード・・・大さじ2/3


・打ち粉(薄力粉)・・・適量


◆皮のつくり方
1.〈A〉を合わせて2~3回ふるいます。
2.ぬるま湯にドライイーストを混ぜ、さらにラード、砂糖、エバミルクを入れて溶かします。
3.〈A〉の中央に2を注ぎ入れ、まとまるまで混ぜます。


4.打ち粉をした台に3をとり、両手の平の腹でこねます。
★コツ!
打ち粉はなるべく少なくし、もみ洗いするように力を入れて100回くらいこねます!


5.生地がなめらかになったら、直径3~4cmくらいの棒状にして20等分します。
★コツ!
もみが足らないと生地の伸びが悪くなります。


6.手のひらで丸形に整えてから、めん棒で丸く、直径10㎝前後に伸ばしていきます。
★コツ!
中央を厚めに、周囲を薄くします。生地を回しながら、めん棒の端を使って中心から外へ向かって転がし、外へ向かうほどめん棒に力を入れるようにすると自然に中央が厚くなります。


7.皮に、あんを包んで形を整えます。


8.中華せいろのすのこに油を薄く塗り、間隔をあけて7を並べます。ふたをして、沸騰させた蒸し湯にのせ、強火で15分蒸します。


9.蒸しあがったら、ざるか網台にとって、粗熱を取りましょう。

  


2009年08月27日

豆沙包子の作り方

豆沙包子(トウシャーパオツ)・・・あんまん


甘い点心の人気No.1といえば、やっぱりこれ!「豆沙包子(トウシャーパオツ)」・・・あんまん・・・だと思います。
豆沙は、あずきのあんのことです。
中国で、「饅頭(マントウ)」といえば、中身がない小麦粉でつくった皮を丸く形を整えたもので、米が取れない北方の主食です。
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ここでは、小豆あんの包子(パオツ)、豆沙包子(トウシャーパオツ)をご紹介します。
普通に、円形にあんを包むだけでも十分なのですが・・・ちょっと工夫して桃の形にしたり、ほんのりピンクに色づけする事により、「寿桃(シオウタオ)」といって長寿のお祝いの包子となります。


豆沙包子(トウシャーパオツ)・・・あんまん
【まず最初にあんをつくり、冷蔵しておきます。その間に皮を作ります】


豆沙・・・あずきあん
◆材料(20個分)
・こしあん・・・250g
・ラード・・・小さじ1
・黒すりごま・・・小さじ2


◆あんのつくり方
1.なべにラードを溶かしてから、こしあんを加えて練り上げます。ゴマを混ぜ、堅めに練り、20個に等分して丸めます。
2.冷蔵庫で冷やします。



◆材料(20個分)
〈A〉
・強力小麦粉・・・100g
・薄力小麦粉・・・200g
(強力粉:薄力粉=1:2)
・ベーキングパウダー・・・小さじ11/2


〈B〉
・ドライイースト・・・7.5g
・ぬるま湯・・・150cc
・砂糖・・・大さじ11/2
・エバミルク・・・大さじ1
・ラード・・・大さじ2/3


・打ち粉(薄力粉)・・・適量


◆皮のつくり方
1.〈A〉を合わせて2~3回ふるいます。
2.ぬるま湯にドライイーストを混ぜ、さらにラード、砂糖、エバミルクを入れて溶かします。
3.〈A〉の中央に2を注ぎ入れ、まとまるまで混ぜます。


4.打ち粉をした台に3をとり、両手の平の腹でこねます。
★コツ!
打ち粉はなるべく少なくし、もみ洗いするように力を入れて100回くらいこねます!


5.生地がなめらかになったら、直径3~4cmくらいの棒状にして20等分します。
★コツ!
もみが足らないと生地の伸びが悪くなります。


6.手のひらで丸形に整えてから、めん棒で丸く、直径10㎝前後に伸ばしていきます。
★コツ!
中央を厚めに、周囲を薄くします。生地を回しながら、めん棒の端を使って中心から外へ向かって転がし、外へ向かうほどめん棒に力を入れるようにすると自然に中央が厚くなります。


7.皮に、あんを包んで形を整えます。
★コツ!
「寿桃」にするときは、円形に整えたあとで片側をつまんで全体を長くする形で桃の輪郭にします。ヘラなどで真ん中に筋を入れます。色づけしたいときは水で溶いた食紅を用います。皮の生地の一部で葉もつけるとgood!


8.中華せいろのすのこに油を薄く塗り、間隔をあけて7を並べます。ふたをして、沸騰させた蒸し湯にのせ、強火で15分蒸します。


9.蒸しあがったら、ざるか網台にとって、粗熱を取りましょう。  


2009年08月27日

麻婆豆腐の作り方

麻婆豆腐マーボートウフ


「麻婆豆腐」は、日本で最もポピュラーな中華料理の一つとして、ご家庭でもよく作られることが多いのではないでしょうか。
麻婆豆腐の「麻」とは、花椒(オアジャオ)のしびれるような辛味を意味します。
花椒は、四川料理独特の風味と辛味をかもし出し、その果皮は、漢方では健胃などに用いられます。
山椒と同属のものです。本場四川の麻婆豆腐では、この「麻味(マーウェイ))に、赤唐辛子の「辣味」(ラーウェイ)」、それに豆腐の滑らかな舌触りが欠かせないものです。


本場四川省では、真っ黒になるほど花椒を粒で入れ、さらに仕上げにも大量に!振り掛けますが、日本では甜麺醤(甘い(甜)、麦(麺)の、味噌(醤))を加えて、甘めに仕上げることが多いようです。
ご家庭で作る時には、特にお子さんがいらっしゃる場合には、花椒は控えたほうが良いかもしれませんね。


麻婆豆腐(マーボートウフ)
◆材料(4人分)
・木綿豆腐・・・2丁(600gほど)
・豚または牛の挽肉・・・約200g
・ショウガ・・・10g
・ニンニク・・・10g
・青ねぎまたはわけぎ・・・5本
・赤唐辛子・・・1本(小)
・花椒・・・数個(あれば・・・山椒で代用可)
・豆板醤・・・大さじ半分
・鶏がらスープ・・・カップ1(または中華だしの素でもOK!)


〈A合わせ調味料〉
・砂糖・・・小さじ1杯
・しょうゆ・・・大さじ1杯
・牡蠣油・・・大さじ1杯
・紹興酒・・・大さじ1杯


・片栗粉・・・大さじ半分(水で溶いておきます)
・ゴマ油・・・仕上げ用(適量)


◆つくり方
1.ショウガとニンニクは、みじん切りにしておきます。
2.青ねぎまたはわけぎは、小口切りにします。
3.中華鍋で多めのサラダ油を熱して、赤唐辛子と花椒を数個入れ、油に香りを移します
4.香りが立ってきたら、赤唐辛子と花椒は鍋から取り出します。赤唐辛子は取って輪切りにし、花椒はすっておきます。
5.木綿豆腐を約2分間湯通ししたあと、水気をきって1.5cm角に切ります。
6.中華鍋に1.と豚(または牛)の挽肉、豆板醤を入れて炒めます。青ねぎは2.の半分量を入れて炒めます。
7.6に、〈A〉の調味料を加え、豚肉がパラパラにほぐれたら、鶏がらスープを加え、煮立ってきたら豆腐を加えて軽く煮ます。
8.片栗粉を水溶きして加え、ゴマ油を鍋肌から加えて、サッと煮ます。
9.器に盛ってから、2.の青ねぎの残りと、粉花椒を散らして出来上がりです!
  


2009年08月27日

搾菜炒肉絲の作り方

搾菜炒肉絲(ツアーツアイチャオロウスー)ザーサイと豚肉の細切り炒め


最近では、地方のスーパーなどでも、中華料理特有の材料を、よく見かけるようになったと思います。
搾菜(ザーツアイ)は、四川省特産の、唐辛子の効いたピリッと辛い漬物です。
薄切りにしてそのまま漬物として食べるのもおいしい・・・ご飯に良く合います!・・・ですし、スープの具にしたり、チャーハンに混ぜたり・・・と、使いまわしの利く食材です。


搾菜炒肉絲(ツアーツアイチャオロウスー)は、搾菜・・・ザーサイ・・・を豚肉と炒め、ピリッタとした辛さがご飯にぴったりのおかずです。
「炒」は、少なめの油で短時間で火を通す調理法を意味します。また、「絲」とは、細切りということです。
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ザーサイの代わりに、高菜やからし菜の塩漬けで代用しても良いと思います。ぜひ、お試し下さい。


搾菜炒肉絲(ツアーツアイチャオロウスー)・・・ザーサイと豚肉の細切り炒め
◆材料(2人分)
・ザーサイ・・・80g
・豚肉(赤身薄切り肉)・・・100g


〈A 肉の下味〉
・酒・・・小さじ1
・しょうゆ・・・小さじ1/2
・ショウガ汁・・・小さじ1/2
・片栗粉、油・・・各小さじ1


・ゆでたけのこ・・・60g
・ネギ・・・3㎝
・油・・・大さじ2弱


〈B調味料〉
・砂糖・・・大さじ1弱
・しょうゆ・・・小さじ11/2
・酒・・・大さじ1/2


◆つくり方
1.ザーサイは表面の唐辛子の粉を洗い落とし、水気をふき取ってから細切りにします。
2.1をたっぷりの水に5分つけ、辛味を抜きます。そのあと、よく水気をふき取ります。
(★コツ!辛いのがお好きな方は水につける時間を短くします。その場合は、しょうゆの量を控えます。あまり水に漬けすぎるとうま味も抜けてしまいます)
3.豚肉は繊維に沿って長さ5㎝の細切りにし、〈A〉で下味をつけ、片栗粉と油を振り混ぜます。
4.たけのこはザーサイと大きさが揃うように細切りに、ネギは粗みじんにします。
5.中華なべに油を熱し、4のネギを炒めて香りが出たら、3の肉をほぐすように炒めます。肉の色が変わったら、4のたけのこ、最後に2のザーサイの順に炒めます。
6.調味料〈B〉のうち、砂糖をまず入れてから、しょうゆと酒を合わせて、なべ肌から回し入れます。全体を大きくよく混ぜて、熱々をお皿に盛って、召し上がれ!
  


2009年08月22日

回鍋肉(ホイコーロー)の作り方

回鍋肉ホイコーロー ゆで豚とキャベツの唐辛子味噌炒め


回鍋肉(ホイコーロー)といえば、日本でもお馴染みの、中国の四川料理のひとつになります。
回鍋とは、一度調理したものを再び鍋に戻して調理する、という意味です。


鍋を回転することでは・・・ありません! 豚肉の塊をゆで、薄切りにしたものを炒めて作るのが正式ですが、ゆで豚でなくてもはじめから薄切り肉を使ってもおいいでしょう。
また、日本ではキャベツがお馴染みですが、本場四川では、蒜苗(ソンミョウ)・・・ニンニクの芽・・・を用います。
手に入れば、ぜひ、蒜芽でも挑戦してみてくださいね。


回鍋肉(ホイコーロー)・・・ゆで豚とキャベツの唐辛子味噌炒め
◆材料(2人分)
・ゆで豚・・・100g(豚肉の薄切りをゆでてもいいでしょう)
・キャベツ・・・150g
・ゆでたけのこ・・・30g
・ネギ・・・20g
・ショウガの薄切り・・・1~2枚
・赤唐辛子・・・1本
・油・・・大さじ11/3


〈A 調味料〉
・豆板醤・・・小さじ1/2弱
・酒・・・大さじ1/2
・砂糖・・・小さじ1
・しょうゆ・・・大さじ1/2


◆つくり方
1.材料を切りましょう。
・ゆで豚は端から薄く切ります。
・キャベツは芯の堅いところを除いて、肉と大きさを揃えて切ります。
・たけのこは縦に薄く切ります。
・ネギは斜めに輪切りにして、赤唐辛子は種を取ってから斜めに二つに切ります。


2.中華なべに油を熱し、ネギとショウガを炒めて香りが出てきたら、豚肉を入れます。肉の脂が透き通り、にじみ出てくるほどまで炒めたら、唐辛子、たけのこ、キャベツの順に入れます。
(★コツ!豚肉は焼き色と香ばしさをつけるために、あまりなべのなかで動かさず、鍋肌に貼り付けるようにするとgood!肉の端がちりちりしてくるほどがおいしいです)
3.全体に油がまわったら、〈A〉の調味料を入れてむらなく馴染ませます。
4.熱々をお皿に盛って、召し上がれ!  


2009年08月22日

炸藕盒(ツアーオウホー)の作り方

炸藕盒(ツアーオウホー)・・・れんこんのはさみ揚げ


「炸」は、揚げ物を意味する中国語になります。「藕」は、蓮の根、つまりレンコンのことを意味します。
「炸藕盒(ツアーオウホー)」は、れんこんに豚のひき肉をはさんでカラッとしあげた一品です。


中華料理の衣は、和風のてんぷらと比べて衣が軽く、冷めてもべチャッとしないのが特徴。
ベーキングパウダーと、堅くあわ立てた卵白が秘訣です。コツを覚えていろいろに応用しましょう。
中の具にしっかりと火を通してから、サックリと仕上げるために、低温で二度揚げをするようにします。


炸藕盒(ツアーオウホー)・・・れんこんのはさみ揚げ
◆材料(2人分)
・レンコン・・・太さ5㎝程度のものを60g


〈A具〉
・豚挽き肉・・・100g
*脂肪分が多いと縮んで身離れしてしまいます。赤身80%ぐらいが適当。エビのすり身や鶏、牛肉でも可。
通信教育講座のニチイ学館
・ネギ・・・3㎝分
・ショウガ汁、しょうゆ・・・各少々
・酒・・・大さじ1/2
・塩・・・小さじ1/5


〈B衣〉
・小麦粉・・・1/4カップ
・ベーキングパウダー・・・少量
・塩・・・ごく少量
・油・・・大さじ1/4
・水・・・大さじ2弱
・卵白・・・1/4個分


◆つくり方
1.〈A具〉はよく練り混ぜます。
(★コツ!よく練ることで隙間の空気が抜けて粘着力が増します)
2.レンコンは皮をむき、厚さ3~4mmのところで2/3mmの深さまで切り目をいれ、次の3~4mmで切り離します。
(★コツ!切ったものは水につけてアク抜きします。そのあと取り出し、乾いたふきんでよく水気を拭きます。・・・水気が残っていると揚げたときに油がはねます!)
3.2の切り目に1の具を挟みます。
(★コツ!空気が入らないようきっちりと詰めます)


4.衣を作ります。
卵白以外の材料を合わせてのり状に練り、固く泡立てた卵白を混ぜます。
(★コツ!ベーキングパウダーを入れることで加熱中に炭酸ガスが発生して気泡をつくり、水分も蒸発するためさくっと仕上がるのです。卵白は揚げる直前に混ぜ合わせ、泡を消さないようにします)
5.油を160度に熱して、レンコンに衣をつけてから、両面で約3分揚げてからいったん取り出し、油を175度に上げてから、もういちど約20~30秒ほど揚げます。これが二度揚げとなります。  


2009年08月22日

涼拌生菜(リャンパンションツアイ)の作り方

中華料理は、一気に強い火力で仕上げる炒め物が、特に多いのが特徴です。
ラードやごま油、牡蠣油など、油を多用する傾向があります。
火を加えない食品をとることを忌避し、温かい食事をとることが重視されるためです。
そのため生野菜の使用や冷たい料理は少ないのです。


ご紹介する、「涼拌生菜(リャンパンションツアイ)」は、そんな中華料理のなかでは珍しい一品です。
「涼」は、冷たいこと、「拌」は、和え物のことです。
つまり「涼拌」は、下ごしらえした野菜や肉、魚介などをかけ汁で和えた冷たい、和え物です。
素材の切り方や大きさをそろえることによって、かけ汁がまとわりやすくなり、見た目にもエレガントに仕上がります。


涼拌生菜(リャンパンションツアイ)・・・中華風生野菜の和え物
◆材料(2人分)
・豚薄切り肉・・・50g
〈A 下味〉
・しょうが汁・・・少々
・酒・・・小さじ1/2
・しょうゆ・・・小さじ1/2


・油・・・小さじ1
・しょうゆ・・・小さじ1/2


・キャベツ・・・50g
・キュウリ・・・80g
・ニンジン・・・20g
・はるさめ・・・8g(もどして20g)


〈薄焼き卵〉
・卵・・・50g(1個)
・塩・・・少々
・油・・・小さじ1/2


〈かけ汁〉
・塩・・・小さじ1/4
・しょうゆ・・・大さじ1
・酢・・・大さじ1弱
・砂糖・・・小さじ1/2
・ごま油・・・1/2
・溶きからし・・・小さじ1/4


◆つくり方
1.肉は長さ5cmに切り、繊維に沿って細切りにします。〈A〉で5分間下味をつけます。
2.フライパンを熱して、1の肉をほぐしながら炒めます。色が変わったら、しょうゆを加え、強火にして味をからめます。
3.キャベツは千切りにします。もやしはさっとゆでます。キュウリは長さ5cmの斜め薄切りにしてから千切りにします。ニンジンは長さ5cmにしてから縦に千切りにし、さっとゆでます。
4.はるさめを熱湯で1分ゆで、5分そのままにしてから水にとり、水気を切ります。長さ5cmに切ります。
5.薄焼き卵を作ります。卵を割りほぐし、塩を混ぜ、油を熱して薄焼き卵を作ります。長さ5cmの薄切りにしてします。
6.〈かけ汁〉の材料を混ぜ合わせます。
7.大皿にキャベツを山盛りにし、その上にはるさめ、ニンジン、キュウリ、卵、もやしを放射状に盛り付けます。中央に肉を置きます。
8.かけ汁をかけます。食べるときは、全体をよく混ぜ合わせながら食べます。
  


2009年08月22日

蕃茄蝦米湯・・・トマトの干しえびスープの作り方

蕃茄蝦米湯(ファンチエシアミータン)・・・トマトの干しえびスープ


中華料理でよく使用される食材のひとつに「蝦米(チャーミー)」・・・干しエビ・・・というものがあります。
味を出すために使われます。そのまま野菜と炒めると、うま味が出てGood! 
通信教育講座のユーキャン
湯や酒でもどしてから、刻んでギョウザやシューマイに混ぜると、コクのある味わいとなります。ダシにも、具にもなる、とても優れものです。


◆材料(2人分)
・トマト(完熟のもの)・・・1個(150g)
*完熟のものがないときは、トマトケチャップ大さじ1/2を加えて甘みと赤い彩りを増しましょう。
・青梗菜(チンゲンサイ)・・・1株(80g)
・玉ネギ・・・1/2個(80g)
・油・・・大さじ11/2
・干しえび・・・大さじ1
・水・・・3カップ
・塩・・・小さじ1
・酒・・・小さじ2
・コショウ・・・少々


◆つくり方
1.干しエビはヒタヒタの湯に10分ほどつけて柔らかくし、足と殻を取り除きます。戻し汁はあとで使います。
2.トマトはヘタを除いて8つ割りのくし型にします。
3.玉ネギは1/2個を4つのくし型に切って、ばらばらにほぐしておきます。
4.チンゲンサイは軸と葉に切り分け、軸のほうは根元を8つ割りします。
5.鍋に分量の水を入れて火にかけ、干しエビをもどし汁ごと加えて5~6分煮ます。
6.中華なべに油を熱して、玉ネギ、チンゲンサイの軸をまず入れて、しんなりしたらトマトを加えます。玉ネギが透き通り、トマトの赤みがつくほどになったら、5を干しエビごと注ぎいれます。
7.チンゲンサイの葉のほうを加えて、ひと煮立したら、塩、酒、こしょうで味を調えたら、出来上がりになります!
  


2009年08月22日

干貝蘿蔔丁・・・干し貝柱と大根の角切りスープ煮の作り方

干貝蘿蔔丁(カンペイルッポテイン)・・・ 干し貝柱と大根の角切りスープ煮


中華料理のダシとしても、具としても、とても活躍するのが、「干貝(カンペイ)」と「蝦米(シアミー)」というものです。
「干貝(カンペイ)」とは、帆立貝やタイラ貝などの貝柱を、乾燥させた物の事です。
「蝦米(シアミー)」とは、小エビを干した物の事です。日本のサクラエビと違って、身が固いのが特徴になっています。
そのため戻したものは、殻と足を取り除いて用います。もどし汁ももちろん活用します。


ご紹介する、「干貝蘿蔔丁」の「丁」は、さいの目切りを意味します。
中華料理店では大根を丸くくり抜いて用いますが、家庭では無駄なく角切りにします。
白く透き通った大根に、とろみのある口当たりがなめらかになっている、上品な一品です。


干貝蘿蔔丁(カンペイルッポテイン)・・・干し貝柱と大根の角切りスープ煮
◆材料(2人分)
・大根・・・150g
・干し貝柱・・・1個(干しえびでも可)
・ぬるま湯・・・1/4カップ
・中華だし・・・3/4カップ
・酒・・・大さじ1/2
・砂糖・・・小さじ1/4
・塩・・・小さじ1/3


〈水溶き片栗粉〉
・片栗粉・・・大さじ1/4
・水・・・大さじ1/2


◆つくり方
1.干し貝柱を分量のぬるま湯で30~60分つけてもどしたあと、ほぐしておきます。
2.大根は1cm角に切り、沸騰したお湯でさっとゆで、水気をきっておきます。
3.鍋に中華だしと干し貝柱のもどし汁、酒を入れて、1を加えてから2の大根を入れます。
4.強火にし、煮立ったら弱火にしてアクを除きます。ふたをずらして大根が透き通ってくるまで20分ほど煮ます。
5.4に砂糖と塩を加えてざっと混ぜ合わせ、強火にして水溶き片栗粉を加えてから、再び煮立ったら出来上がりです!